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■「メディア」ってなに?
初回では、まず、「メディア」とはなにかについて考えてみます。日常生活の中にすでに存在しているさまざまな「メディア」には、どのようなものがあるでしょう。「メディア」と聞いて、みなさんは、まず、何を連想されますか?コンピュータや携帯端末などのデジタルメディア?テレビやラジオなどの放送メディア、マスメディア?このようなメディアは、ハードとソフトの部分に分けることができます。ハードの部分とは、いわゆるハード機器。コンピュータならコンピュータそのものです。このハード機器を介して、ソフト=情報が私たちのもとに流れてきます。
一般的に、「メディア」というときには、この両方を指すと思います。これに対して、e−kidsで考えている「メディア」の概念はとても広く、情報を伝達する手段・媒体やコミュニケーションが発生する道具・場と定義しています。例えば、今回のようなセミナーでは、講師が参加者に情報を伝え、コミュニケーションを図ります。また、参加者どうしが交流する機会もあるでしょう。このような「場」は「メディア」といえます。同様に、学校や子育てサークルなどもそうです。「道具」としては、前述したデジタルメディアも含まれますが、絵本や遊具なども子どもたちの重要なメディアといえるでしょう。では、自然はどうでしょう? 風の匂い、木漏れ日、雨の音などからも、私たちは情報を得ることができます。例えば、風の匂いから『もうすぐ初夏だなあ』とか『この近辺にはキンモクセイが咲いているんだなあ』と感じるように。
さらに、私たちは「メディア」をつくることもできます。新聞や会誌などの活字媒体に限らず、紙やひも、布、粘土など、さまざまな材料を使ってつくる工作物、絵なども、それに含まれます。鑑賞した人が、制作者の気持ちやメッセージなどの情報を受け取ることができるのであれば、また、友達や家族との交流が生まれるのであれば、作品は「メディア」になり得るのではないでしょうか。
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